要素分解した人事考課表を実際に運用すると様々な課題が出てきます。
次の3点が代表例です。
@貢献度の高い社員ほど自己評価が低い(悪い社員ほど高い。)。
A慣れてくるとおおむね平均70点台に収束し、点数差が無くなる。
B精緻な人事考課表ほど幹部の思考停止を誘発する。
これを教育で是正するのは、長い年月がかかり中小企業には負担があります。
中小企業は、上司が書いた人事考課表を参考に、幹部社員が全体調整をすることを明言して、人事考課制度を運用するように工夫すべきです。
少なくも導入の初期段階ではそうすべきです。